玉ネギの思い出ー「酢玉ネギ」レシピ

玉ネギ女の涙
新玉ネギがおいしい季節です。
私は、玉ネギと言うと、学生のころに観た、転位・21の芝居が忘れられません。
劇作家の山崎哲さんが書いた「異族の歌」というオンライン詐欺事件のお芝居だったと記憶しています。
この劇中に、主人公の物語だけではない、犯罪のモチーフが同時に進行している場面が出てきます。
見た感じ、家庭的な主婦ということが一目で分かる一人の女が
舞台の端で、はじめから最後まで、玉ネギをむき続けるのです。
泣きながら。。。
話もクライマックスになった頃、その玉ネギ女が叫びます。
「あの人が私を殺させるの。そう、仕向けるのよ」
と言うようなセリフだったと思います。
まじめな一人の平凡な主婦が、旦那を殺したと叫ぶのですから、ギョッとしました。
まだ、ドメスティック・バイオレンスなどの言葉が日本にない時代。
貞淑な妻を、精神的に追いつめて、追いつめて。とうとう行き場のなくなった妻は、夫を殺すまでに追いつめられてしまう。
こんな感覚を、言葉にして、お芝居にして表現できる、ある意味、観客と共有できる、
山崎哲という作家に身震いしたのです。
舞台の小道具の玉ネギは、主婦の純真さ、貞淑さ、そのもの。そして、女の涙そのもの。
『酢玉ネギ』をつくろう!
さて、玉ねぎの思い出を語った後は、
新玉ネギを使った『酢玉ネギ』が、おいしくて身体にいいと言うので、
棚にあったありあわせの酢でつくってみることにしました。(という、展開です)
抗酸化作用のケルセチンというポリフェノール物質がたっぷり含まれる玉ネギに、
酢を足して作るのだから、健康のほどは十分に期待できそう!!
重ね煮の船越康弘先生直伝で習った、野菜のパワーが集中する成長点を大切にした玉ネギのまわし切りで、薄くスライス。
水にはさらさずに、しばらくそのまま置いておきましょう。
容器に、玉ネギとリンゴ酢や米酢を入れます。
大体、玉ネギ2個なら、160mlくらいの量の酢です。
ハチミツも小さじ2程度入れて混ぜます。
次の日から食べられますが、2日目くらいからおいしいです。
おかずなら何にでも合うので、あっという間になくなります。
なので、新玉ネギのおいしそうなのを買ってきて、適宜に、足しては食べています。
PROFILE

- 販売促進コンサルティング/コピーライター
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■my belief
コピーライターとして培った長年のキャリアの中で、企業・団体・地域の販促企画&クリエイティブ制作とともに人脈のネットワークをつくります。
“まちの美・企業の美・ひとの美”、そこに眠る輝く美を見つけ、企業、地域、生活者を結ぶ「ヒーブ視点」を活かした企画提案で、“クリエイティブ力によるブームの創造”を起こし、目標達成に導きます。
培ったファシリテーションスキルにより企業・団体の広報力アップに貢献します。
■my business
クリエイティブ・プロデュース/ウェブ・プロデュース/セールスプロモーション/マーケティング&プランニング
■my career
○福岡市生まれ、糸島市在住○県立城南高等学校、早稲田大学卒業
○早大学生劇団にて演劇活動後、映画監督・マキノ雅弘氏に師事
○1988年、武田鉄矢の兄が経営する広告代理店入社
○1999年、有限会社リリアプロジェクト設立
◇一社 日本ヒーブ協議会(正会員)、消費者力支援研究所(理事)、一社 福岡デンマーク協会(理事)、一社 福岡青年会議所(特別会員)、市民提案型まちづくり事業審査委員及び行政改革推進委員(福岡県糸島市 )
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