玉ネギの思い出ー「酢玉ネギ」レシピ

玉ネギ女の涙

新玉ネギがおいしい季節です。

私は、玉ネギと言うと、学生のころに観た、転位・21の芝居が忘れられません。
劇作家の山崎哲さんが書いた「異族の歌」というオンライン詐欺事件のお芝居だったと記憶しています。
この劇中に、主人公の物語だけではない、犯罪のモチーフが同時に進行している場面が出てきます。

見た感じ、家庭的な主婦ということが一目で分かる一人の女が
舞台の端で、はじめから最後まで、玉ネギをむき続けるのです。
泣きながら。。。
話もクライマックスになった頃、その玉ネギ女が叫びます。

「あの人が私を殺させるの。そう、仕向けるのよ」

と言うようなセリフだったと思います。
まじめな一人の平凡な主婦が、旦那を殺したと叫ぶのですから、ギョッとしました。
まだ、ドメスティック・バイオレンスなどの言葉が日本にない時代。
貞淑な妻を、精神的に追いつめて、追いつめて。とうとう行き場のなくなった妻は、夫を殺すまでに追いつめられてしまう。

こんな感覚を、言葉にして、お芝居にして表現できる、ある意味、観客と共有できる、
山崎哲という作家に身震いしたのです。

舞台の小道具の玉ネギは、主婦の純真さ、貞淑さ、そのもの。そして、女の涙そのもの。

 

『酢玉ネギ』をつくろう!

さて、玉ねぎの思い出を語った後は、
新玉ネギを使った『酢玉ネギ』が、おいしくて身体にいいと言うので、
棚にあったありあわせの酢でつくってみることにしました。(という、展開です)

抗酸化作用のケルセチンというポリフェノール物質がたっぷり含まれる玉ネギに、
酢を足して作るのだから、健康のほどは十分に期待できそう!!

201605

 

重ね煮の船越康弘先生直伝で習った、野菜のパワーが集中する成長点を大切にした玉ネギのまわし切りで、薄くスライス。
水にはさらさずに、しばらくそのまま置いておきましょう。

 

 

 

 

20160503

 

容器に、玉ネギとリンゴ酢や米酢を入れます。
大体、玉ネギ2個なら、160mlくらいの量の酢です。
ハチミツも小さじ2程度入れて混ぜます。

次の日から食べられますが、2日目くらいからおいしいです。
おかずなら何にでも合うので、あっという間になくなります。
なので、新玉ネギのおいしそうなのを買ってきて、適宜に、足しては食べています。

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