「九州能面紀行」福岡市博物館 企画展示室・展示終了!

福岡市博物館所蔵の「能面」が登場!
九州を舞台にした能と一緒にお楽しみください。

能には、九州を舞台にしたものがいくつかあります。『平家物語』を題材にしたもの、京に上った夫の帰りを待ち続ける妻の寂しさをテーマにしたもの、神社に祀(まつ)られる神々が姿を現し、舞を舞って
天下を祝福するものなど、筋立てもさまざまです。
この展示では、室町~桃山時代や江戸時代につくられた福岡市博物館所蔵の能面から、九州を舞台にした能に登場するものを紹介します。

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能面「曲見」


九州を舞台にした豊かな能の世界へ!

年長たけた女性をかたどる「曲見(しゃく)」の面。
「曲見」は、九州を舞台にした能のなかでも、一、二を争うほど、よく上演される演目『砧(きぬた)』に用いられます。

●『砧』の舞台は、筑前・芦屋。とある領主の奥方は、京に上った夫の帰りを3年間も待っています。里人の使う砧を取り寄せて打ち、月夜に響くその音が秋風に乗って夫のもとに届くよう念じます。しかし、夫の帰りを待たずして、奥方は、命が尽きてしまいます。やがて帰国した夫の前に妻の亡霊が出現。死してなお夫への想いや恨みにとらわれることの苦しみを述べますが、夫の供養と砧の音の回想に執心が解かれ、成仏を果たします。

 

 

 

 

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能面「喝食」

英彦山(ひこさん)の天狗にさらわれた子ども

若い少年をかたどる「喝食(かっしき)」の面は、銀杏型の前髪が特徴です。その名は、中世の禅寺において、食事の始まりを告げたり、献立を読み上げる役目をつとめる半僧半俗の少年に由来すると言われています。「喝食」は、さまざまな芸能を身につけ、諸国を旅してまわる少年の役に用いられます。そうした少年は、英彦山にゆかりのある『花月』にも登場します。

●『花月』は、子と生き別れになった男が京都の清水寺にたどり着いたところから始まります。そこでは、芸能に秀でた花月と名乗る少年が、人気を博しています。そのさまをよくよく見れば、英彦山で生き別れになった我が子。花月は、幼い頃に天狗にさらわれて、英彦山から諸国の霊峰をめぐったことを物語って聞かせます。

 

 

展示:九州能面紀行     

場所:福岡市博物館  2階 企画展示室3

   福岡市早良区百道浜3丁目1-1  TEL:092-845-5011

会期:平成28年7月5日(火)~9月11日(日)

開館時間:9:30~17:30
     (7月22日(金)~8月27日(土)は日・祝を除き19:30まで開館)

休館日:月曜休館 
    (7月18日(月・祝)は開館。7月19日(火)は休館)

料金:一般 200円(150円)・高大 150円(100円)・中学生以下無料

※7月22日(金)~8月27日(土)のトワイライトミュージアム期間中は、
 午後17時半以降、入場無料にてご観覧いただけます。(日・祝を除く)

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